約 823,384 件
https://w.atwiki.jp/yuzuriha_mansion/pages/200.html
留守番電話 難易度:☆ 怖い度:☆ 本文 6月の終わり頃、アパート暮らしの大学生が、腐乱死体の状態で発見されました。 兄の勝巳さんが呼ばれ、身元確認に続いて、留守電のメッセージが再生されました。 3月14日-母親から 思い出話、途中で切れる。 3月16日-友人から 旅行の誘い。 3月21日-父親から 祖父が会いたがってる旨。 4月25日-友人から 大学に顔を出せと。 5月1日-母親から 勝巳に連絡しろと。 そこでテープが終わり、 「ご両親からの電話は、いつも深夜2時過ぎですな」と刑事がつぶやくと、 勝巳さんがうなずいてから言いました。 「両親は、僕らが小さい頃に死にました・・・」 ヒント 両輪は既に死んでいる。 解説 一般論 弟は両親の霊に殺された。次は自分の番。 弟に母親と父親から電話が掛かってきている。 もちろん二人とも既に死んでいるため、死者からの電話である。 弟はその電話のために死んでしまったのだ。 5月になって母親から弟に兄へ連絡しろという電話があった。 自分の元に弟からの電話が来れば殺されてしまう。
https://w.atwiki.jp/100yenlecture/pages/53.html
0800-95-9595 「一円授業@電話」とは? 外出先などで、ライブチャットが出来ないときに、電話からでも勉強の質問が受けられるサービスです。 手数料・通信料について 手数料はもちろん一秒一円。KDDIさんへの通信料が別途掛かります。 事前に準備しておいてほしいこと 教材を共有するために、写メールでkyozai1991@gmail.comまで分からない問題の問題文と解説文を送っておいてください。
https://w.atwiki.jp/karzma/pages/31.html
詐欺・悪徳業者>詐欺業者電話番号 03-6418-8323
https://w.atwiki.jp/otasukeman/pages/34.html
電力:停電・事故報告2282-1144 英語・マレー語のみ Gas Malaysia9206-7800、1-800-88-9119 ガスボンベは個別の取扱店で 電話:回線事故・不通報告 100 電話番号問い合わせ 103 正確な時刻 1051 国際電話交換台 108 多国籍語サービス 198
https://w.atwiki.jp/teraumare/pages/69.html
【気味の悪い無言電話】 538 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします(栃木県)[] 投稿日:2008/09/14(日) 17 04 36.01 ID FJTwDI0P0 ある女性が気味の悪い無言電話に悩まされていました。 「もしもし?」 「………」 「もしもし?」 「………」 いつもはここで恐くなって電話を切ってしまうところでしたが、我慢できなくなって、彼女は叫びました。 「いい加減にしてよね!」 すると受話器のむこうから、押し殺したような声が聞こえたのです。相手が喋ったのはこれが初めてでした。 「…殺してやる…」 さすがに恐くなって身の危険を感じた彼女は、だめでもともとと警察に相談してみました。 ところが最近は、そういったストーカーの犯罪が深刻化しているためか警察は詳しく話を聞いた上で彼女の電話に逆探知機を設置して捜査を行ってくれることになったのです。 次の日もやはり、無言電話はかかってきました。慎重に受話器を取り上げ、耳に押し当てる女性。 「もしもし?」 「…殺してやる…」 昨晩のあの声でした。そのときです。彼女の携帯電話が鳴りました。警察からです。 「すぐに部屋から出なさい!」 「は?」 「逆探知の結果、電話はあなたの家の中からかかっています。犯人はあなたの家の2階にいるんですよ!」 その時「破ァ-!」2階から声がした。恐る恐るのぞいてみると、Tさんが階段から男を担ぎ降りてくるところだった 「危ないところだったな。まったくこんな可愛い子をストーカーなんて太いヤローだ」 寺生まれってすごい、改めてそう思ったけど不法侵入はTさんも同じなので一緒に警察連れてかれてしまった 【元ネタ】 731 :おさかなくわえた名無しさん:2007/06/27(水) 00 26 23 ID Set3NHHa ある女性が気味の悪い無言電話に悩まされていました。 「もしもし?」 「………」 「もしもし?」 「………」 いつもはここで恐くなって電話を切ってしまうところでしたが、我慢できなくなって、彼女は叫びました。 「いい加減にしてよね!」 すると受話器のむこうから、押し殺したような声が聞こえたのです。相手が喋ったのはこれが初めてでした。 「…殺してやる…」 さすがに恐くなって身の危険を感じた彼女は、だめでもともとと警察に相談してみました。 ところが最近は、そういったストーカーの犯罪が深刻化しているためか警察は詳しく話を聞いた上で彼女の電話に逆探知機を設置して捜査を行ってくれることになったのです。 次の日もやはり、無言電話はかかってきました。慎重に受話器を取り上げ、耳に押し当てる女性。 「もしもし?」 「…殺してやる…」 昨晩のあの声でした。そのときです。彼女の携帯電話が鳴りました。警察からです。 「すぐに部屋から出なさい!」 「は?」 「逆探知の結果、電話はあなたの家の中からかかっています。犯人はあなたの家の2階にいるんですよ!」
https://w.atwiki.jp/snaker/pages/57.html
「銀座deアートミニ額マルシェ 」とは のはらゆうこたろう様主催の銀座のギャラリー、奥野ビル アートスペース銀座ワン にて開催される展示会。マルシェとはフランス語で「市場」を意味する言葉。 種々クリエーターを集めたグループ展であり、ミニサイズのアート・グッズなどを日常的として買い求める、アーティストとご来場者の交流を図るアートイベントとなる。 通称 #ミニ額マルシェ 主催者 のはらゆうこたろう 様の情報 Twitter https //twitter.com/yuukonohara Booth https //yuukonohara.booth.pm snaker出展 作品 【牡丹とバスタブ】 裸婦 【宇宙1】 密室ではないけど…。 【大きな愛】 不思議な国のアリスモチーフ 【宇宙2】 密室ではないけど…。 【出社】 しっかり対策して出勤。トランプ兵も働いております。 【コースター】 魔法陣の上のコップはゲートになる 【ぴえん】 瞳の奥の感情は…。 【腐桃】 桃太郎モチーフ。桃の賞味期限は常温保存で2~3日程度、熟れてから3日程で腐ってきます 【どくろ】 【標本】 珍しいものほど価値がある。 【土下座】 全裸謝罪も手のひらの上の出来事 【デコカッター】 カッターもデコれば可愛い 【蠅】 伝送失敗で合成。映画にもなった小説、ハエ男モチーフ。身なりはしっかりしてます。 【防塵】 目も鼻も口も予防済みのドクロ 【傘地蔵】 信号待ち。現代においては夜あるきまわる地蔵はこっそりできない 【ビアの海2】 飲んでも飲まれるな。 【深海人魚】 老衰が無いから、長生きした分、巨大に育つ。海の奥に巨大な人魚いてもいいじゃない。 【赤い月に吠えた】 イケメンは人によって見え方が異なるのです。 【注文の多そうな店】 注文の多い料理店がモチーフ。猫まみれなります。 【時間帯指定】 20 00〜05 00までコロナ禁止の指示標識。それ以外は通行可 時事ネタ。時間帯規制と標識がモチーフ ‐銀座deアートミニ額マルシェ‐ 【展示期間】 2021/2月28日~3月6日 【展示会場】 アートスペース銀座ワン 【住所】 〒104-0061 東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル202 代表:織田泰児 様 090-8492-0332 taiji.oda@gmail.com https //www.facebook.com/ginza.one/
https://w.atwiki.jp/seisoku-index/pages/30.html
とある夜のこと。「ん…はぁ…」「?」 学園都市第七学区・常盤台中学学生寮。 机の上のパソコンに向かい、風紀委員の事務処理をしていた白井は、真横から聞こえてきたため息に、キーボードをたたく手をとめた。「お姉さま? どうかなさいましたか?」 問いながら、美琴の方を見る白井。 彼女の隣では、同じようにパソコンで何かレポートをまとめている美琴の姿があった。「えっ、あっ、な、なに!?」「え、いえ…なんだか苦しそうなため息が聞こえたので、ちょっと気になりまして」 やけに慌てた仕草でこちらを見る美琴。には定評のある白井の様子に軽く首をかしげた。「あ、や、大丈夫よ? ぜんぜん、そんな…」「でも…」「ほんとにっ、うん、大丈夫。ちょっとだけ、暑くって」「暑い、ですの? ヒーターの温度は…いつもどおりですけれど」「ああ、ううん。ちょっと今日、少し厚着してるから…」 美琴がぎこちない笑顔を浮かべた。 頬が赤く、瞳も潤んでいる。「なんだかお顔が赤いようですし…風邪でも召されたのでは?」 よくよく見れば顔が赤いだけではなく、呼吸も少し乱れ、なんだかけだるそうな仕草が目に付いた。「風邪っていうか、その…うん、ちょっとだけ、体調不良でさ」 着込んでるのもそのせいなの、と弱々しく笑う美琴。 紅色の頬で汗の浮いた彼女の姿は艶やかだが、流石に体調不良の相手に飛び掛るほど白井は非常識ではない。「まぁ…それならばもうお休みになられたほうがよいのではありませんか? 風邪はなり掛けが大切ですし…」 むしろ美琴を敬愛しているがゆえ、白井は本当に心配そうに眉根を詰めた。「あ、うん。そうしたいんだけど…この前の実験のレポート、ちょっと急いでて、さ。なんとか今日中にケリつけたくて…ごめんね、心配かけて」 うつっちゃうかも、とも言葉を追加。「そんな、水臭いことを言わないでくださいまし。わたくしの方こそお姉さまの体調不良に気がつかなくて…」「あはは、いいわよそんなこと。体調不良にしたって、昼くらい、からだし・・・っ!?」 美琴が不意に、ぴん、と背筋を伸ばした。 「っ・・・っ・・・っ・・・」 そしてキーボードの手前に置いた手をぎゅっと握り締め、眉根を寄せる。「えっ、お、お姉さま!?」 白井は突然の彼女の様子に、らしくなくおろおろとしてしまう。 美琴がいままで体調不良をここまで表に出したことなど、なかったからだ。 だが白井が戸惑うのも無理もない。 本当に美琴が体調不良であるのなら、こんなことにはならないのだ。 「―――っ、ご、ごめん黒子。やっぱり、ちょっと体調、悪い、みたい」 ぎゅっ、と握った右手を胸元に当て、やけに荒い息を吐いた。頬は先ほどよりも赤くなり、吐く息は空調の効いた室内でなお、熱くなっている。「あっ、し、しっかりしてくださいお姉さま! 今日はもう休んでくださいまし」「う、ううん。それだとレポートが―――っ! っ、っ!」「そんなご様子で何が書けると言うんですか! こんなに震えて、このままじゃ本当に倒れてしまいますの!」「で、でも…」 なおもキーボードを打とうとする美琴を、白井は「だめですの!」と手を伸ばした。 パソコンを瞬間移動。白井の私物が入った鍵付きロッカーの中に転送し、取り出せないようにする。 これでもう、レポートをしようとしても不可能だ。「黒子…」「申し訳ありませんが、パソコンは明日までロッカーの中にいてもらうことにします。…お姉さまの責任感は尊敬いたしますけれど、もう少しご自分を大事にしてくださいまし。さ、もうベッドでお休みくださいませ」「……」 そこまで言われても、白井は困ったように眉根を詰めて、動かない。「お姉さま?」 そんな彼女の様子に、白井は首をかしげた。 御坂美琴という人物は、優秀だ。 引くべきところは引くことを知っているし、逆にどんな無茶なことでもひいてはいけないところは絶対に引かないという、駆け引きを知っている人間だ。 無理と無茶の線引きができない人間ではないのである。 そんな彼女が、自分の体調を考慮できないわけがない。「…その、レポートの締め切りも、今日明日というわけではないのでしょう?」「それはっ、その、そうなんだけど…」と、美琴。 だがやはり椅子から立とうとしない。 白井は、はぁ、とため息をついて、「わかりました」 とだけ言った。「……?」 どこかぼんやりとした瞳でこちらを見てくる美琴の前で携帯電話を取り出し、登録してある番号を呼び出す。 耳に押し当てて、コール音が響く。相手が取るまでほんの2コール。「ごめんあそばせ、白井ですの。いまお電話よろしいですか? ええ、はい、そうです。…よくわかりましたね。…やっぱり、夕方には、でしたの。それで、口喧嘩になって、ですか」 ちらり、と美琴を見る白井。「はい、はい、わかりました。いま変わりますの」 そして、ぽん、と美琴に自分の携帯電話を手渡した。「え・・・」 待ち受け画面に表示されているのは『通話中』の文字と、「んっ……」 こくり、と唾を飲み込む美琴。 通話相手の名前には『上条当麻様』とあった。 『美琴か?』 耳に当てた受話器から、聞きなれた声が響く。「と、とうま・・・」 はぁ、と自分でも熱く感じる吐息とともに、美琴は相手を呼んだ。 目の前にいる白井は、わざとらしくため息をついたあと「飲み物と、医務室にお薬をとってきますの」と席を立とうとしている。 ここは二人部屋で、医務室で薬をもらうにはそれなりに手続きがある。彼女が出て行けば、しばらく室内には美琴一人だ。「あ、黒子・・・」 咄嗟に通話口を押さえて白井に呼びかけるが、彼女はそれが聞こえないふりをして出て行ってしまった。 出入り口のドアを閉める直前、唇が「きちんと仲直りしてくださいましね」と描いているのが見えた。 そして、パタン、とドアが閉まる。「・・・・・・」 『白井のやつ、出て行ったのか?』「アンタ、黒子になにを・・・?」『いや、別に? ただちょっと、美琴は夕方から体調不良で休めって言った俺と喧嘩しちゃって意地張ってるかも、って言っただけさ』 まぁ電話があったときはかなり肝が冷えたけどうまい言い訳だったろ? とも追加。 楽しむような口調。だがその裏には、いたずらが成功した子供のような響きがあった。 確かに、そういう風に言えば、白井は美琴が謝りやすいように席を空けるだろう。実際、あけてしまっている。「で、でも、これはアンタがやれって…」『そうだ。俺がやってくれって頼んだ』 電話越しの上条は、一旦言葉を切り、『でも、承諾したのは、美琴だよな?』 と、言った。 (ああ……) 美琴にはわかる。 電話の向こうで、上条が笑みを浮かべていることが。 そしていま、なぜ上条が電話を変わってもらえるように仕向けたのかも、美琴にはわかってしまっていた。『・・・じゃあ、美琴?』 上条の声が僅かに低くなる。「ああ・・・はい」 ぞくり、とその声が背筋を駆け上り、美琴はぶるっ、と身を震わせた。 寒いのではない。 暑いのではない。 ただ、与えられるであろう、快楽の予感を想像して。『ドアを向いて、スカートをめくりあげるんだ』『白井が帰ってきたら、下着の代わりにローターをつけた美琴の姿が、見えるようにな』 「は、はい……」 自然と敬語で返事をしながら、美琴はゆらりと立ち上がった。その拍子に、粘質の液体が、つつっ、と太ももの内側をつたっていく。 美琴の右手指が、スカートの前側をつまんだ。 ―――どくん、どくん、と心臓がうるさい。 そしてゆっくりと、裏地を見せるように、持ち上げていく。 ―――吐きだす息が熱い。 右手の位置が、胸元にまで上がる。 ―――ジー…、とスカートに遮られていた微かな音が、室内に響き始める。 そして、ついにスカートの最下ラインが、股間よりも上に至った。もしもいまドアが開けば、見えてしまうだろう。 ―――振動する楕円形をくわえ込み、艶かしく濡れそぼった、その秘密の場所が。「はぁ…はぁ…」 左手で白井の携帯電話を耳にあてたまま、右手でスカートをつまんだまま、美琴はドアを見つめ続ける。 もしいま、ドアが開いたら 黒子がこんな私を見たら こんな、いやらしいところを見られたら…… 耳に聞こえるのは、自分の鼓動と、荒い息。そして、『………』 電話越しの、かみ殺したような小さな笑いの雰囲気。 彼がやめろと言うまで、これは続くのだ。そして、彼には白井が戻ってくるタイミングなどわかりはしない。「あぁぁ……」 想像が現実になる恐怖と、しかしそれに拮抗する興奮が美琴の身体を駆け巡り、その腰が円を描くように揺れ始めた。 とぷっ、と新たに溢れ出した蜜がローターの糸に絡みつき、そして重力に引かれ、床に落ちる。 寮室の絨毯にポタリとひとつ、淫らな染みができた。
https://w.atwiki.jp/manpukumarche/
大繁盛!まんぷくマルシェ攻略@個人wikiへようこそ このサイトは「大繁盛!まんぷくマルシェ」を攻略する個人wikiです。 基本的に管理人のみで更新します。 間違い等ありましたら「情報提供」のページよりご指摘頂けると幸いです。 ゲームの詳細 ・ジャンル:放置型経営趣味レーション・提供元:ASOBOX・対応OS:Android2.3.3以降/iOS 7.1 以降・リリース:2015年8月20日(Android)・9月1日(iOS) ◆◇◆おはなし◆◇◆"とある世界、とある王国。「世界樹」と呼ばれる大きな樹の下では、いつも美味しい”食”のマルシェが開かれています。ところがある時、世界的大企業「ゴーマン商事」の策略で、王国は大きな借金を抱えてしまいました。もしも借金を返せなければ、世界樹の土地を奪われてしまいます!王宮の料理アドバイザーであるあなたは、王国の借金返済のため、そして新たな味の探求のため、世界樹のマルシェへ向かうのでした。"(アプリ紹介ページより引用) ゲーム画像・ゲーム中の文章・キャラクター等の一切の著作権は株式会社アソボックスに帰属します。 公式情報 アソボックス公式サイト(ブログ) アソボックス公式Twitter
https://w.atwiki.jp/hgss/pages/41.html
電話番号登録 電話番号登録ジムリーダー順 時間帯順 再戦の申し込み再戦申し込み時間順 ジムリーダーとポケモン交換 ジムリーダーと写真撮影 ジムリーダーに会えない時は 特定の日時・場所に出現するジムリーダーから、電話番号を教えてもらえる。特定の曜日、時間帯に電話するとヤマブキシティのかくとうどうじょうで再戦する事が出来る。 ジョウトのジムリーダーの電話番号を登録できるようになるのは殿堂入り後。 ジムリーダー順 名前 出現日時 ジムリーダーがいる場所 曜日 時間帯 ハヤト 月曜 いつでも タマムシデパート4階※アンズを倒していること ツクシ 木曜 いつでも トキワの森 トキワ側から入ってすぐ左の高台 アカネ 毎日 12 00~15 59 コガネ百貨店6階 マツバ 月曜・火曜 いつでも スズの塔付近(スズねのこみち) シジマ 毎日 いつでも タンバシティ※タンバジム前にいるシジマの奥さんに話しかける ミカン 毎日 13 00~13 59 アサギシティ 食堂 ヤナギ 毎日 6 00~9 59 いかりのみずうみ 西側 イブキ 毎日 6 00~9 59 りゅうのあな※ワタル(イブキ側)・ライバル(味方)とのタッグバトル終了後 タケシ 毎日 12 00~14 59 ディグダのあな ニビシティ側※グリーンを倒していること カスミ 毎日 16 00~17 59 25番道路 高台※グリーンを倒していること※スイクン不在時 マチス 毎日 9 00~11 59 発電所横の草むら※サンダー捕獲後ピカチュウを先頭にして話しかける エリカ 土曜・日曜 14 00~16 59 タマムシシティ噴水前※グリーンを倒していること アンズ 毎日 16 00~17 59 チャンピオンロード関所※アンズを倒していること ナツメ 金曜 いつでも アサギシティ アクア号付近※ナツメを倒していること カツラ 火曜 いつでも グレンタウン ポケモンセンター前※グリーンを倒していること グリーン 毎日 いつでも マサラタウン グリーンの家(ナナミ)※通算7回目以降の毛づくろいの後に教えてもらえる 時間帯順 名前 出現日時 ジムリーダーがいる場所 曜日 時間帯 ハヤト 月曜 いつでも タマムシデパート4階※アンズを倒していること マツバ 月曜・火曜 いつでも スズの塔付近(スズねのこみち) カツラ 火曜 いつでも グレンタウン ポケモンセンター前※グリーンを倒していること ツクシ 木曜 いつでも トキワの森 トキワ側から入ってすぐ左の高台 ナツメ 金曜 いつでも アサギシティ アクア号付近※ナツメを倒していること エリカ 土曜・日曜 14 00~16 59 タマムシシティ噴水前※グリーンを倒していること シジマ 毎日 いつでも タンバシティ※シジマの奥さんに話しかける グリーン いつでも マサラタウン グリーンの家(ナナミ)※通算7回目以降の毛づくろいの後に教えてもらえる ヤナギ 6 00~9 59 いかりのみずうみ 西側 イブキ 6 00~9 59 りゅうのあな※ワタル(イブキ側)・ライバル(味方)とのタッグバトル終了後 マチス 9 00~11 59 発電所横の草むら※サンダー捕獲後ピカチュウを先頭にして話しかける タケシ 12 00~14 59 ディグダのあな ニビシティ側※グリーンを倒していること アカネ 12 00~15 59 コガネ百貨店6階 ミカン 13 00~13 59 アサギシティ 食堂 カスミ 16 00~17 59 25番道路 高台※グリーンを倒していること※スイクン不在時 アンズ 16 00~17 59 チャンピオンロード関所※アンズを倒していること 登録できる場所と時間は、15番道路に居るじゅくがえりのキイチから電話で教えてもらえる。こちらから電話してもOK。ただし金曜の夜はキイチの再戦フラグが優先されるため不可。 登録するかと尋ねられた際に断っても、もう一度話しかければ登録できる。断った時ともう一度話しかけた時にもセリフがあるため、一度断ってみるのもアリ。 カスミのいる場所はスイクン、ミナキのいる場所とかぶっているため、スイクンが居座っている間は出現しない。 マチスはサンダーを捕まえないと現れない。逃げたり倒したりしても現れない。話しかけるとトキワの森でピカチュウ捕まえて連れて来いと言うが、ピカチュウはトキワの森産でなくともよい。 アンズはチャンピオンロード詰所の東側にいるため、警備員がどいてくれないと話しかけられない。カビゴンイベントの後、トキワシティに着くことが条件だと思われる。 グリーン(DS本体の時間をいじる場合)2回目以降は時間を23:59にして開始→日付が変わったらナナミに話してレポート→時間を15:00にして開始以上の手順をきちんと踏めば毛づくろいしてもらえる。外に出たりしなくてもOK 再戦の申し込み 電話番号登録後、特定の日時に電話をかけると、再戦の申し込み(予約)ができる。 再戦場所はヤマブキシティのかくとうどうじょう。 再戦できるようになるのはグリーン撃破後。 各ジムリーダーの使用ポケモン・攻略法は強化版トレーナー攻略のページを参照。 名前 再戦を申し込める日時 曜日 時間帯 ハヤト 土曜 朝 ツクシ 木曜 昼 アカネ 土曜 昼 マツバ 火曜 夜 シジマ 水曜 夜 ミカン 水曜 昼 ヤナギ 月曜 朝 イブキ 金曜 夜 タケシ 土曜 夜 カスミ 水曜 朝 マチス 金曜 朝 エリカ 日曜 朝 アンズ 月曜 昼 ナツメ 日曜 昼 カツラ 火曜 昼 グリーン 日曜 夜 再戦申し込み時間順 日曜 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜 土曜 朝 04 00~09 59 エリカ ヤナギ - カスミ - マチス ハヤト 昼 10 00~19 59 ナツメ アンズ カツラ ミカン ツクシ - アカネ 夜 20 00~03 59 グリーン - マツバ シジマ - イブキ タケシ 1回対戦していてもジムリーダーが指定した時間内に電話をかければ、同日であっても何度でも再戦が可能。 一度ジムリーダーが指定した時間内に申し込んでおけば、指定時間が過ぎた後でも戦闘が可能。これによりかくとうどうじょうに2人以上のジムリーダーが居る状況を作れる(シジマはかくとうどうじょうに呼び出した後、他のジムリーダーとは違いタンバのジムにもかくとうどうじょうにも居る)。 グリーンを含めた16人全員。 ジムリーダーとポケモン交換 特定の時間にジムリーダーとポケモン交換ができる。詳細はポケモン交換を参照。 交換できるのはいずれも電話番号登録後。 ミカン アサギジムで自分の任意の手持ちとミカンのハガネールを交換可能。毎日昼の食堂にいる時間と再戦の約束中以外ならいつでも交換できる(2回話し掛ける必要あり)。 タケシ ディグダの穴で自分のウソハチとタケシのサイホーンを交換可能。可能な時間帯は月・木・土の17時~20時。 マチス ヤマブキシティのリニア乗り場で自分のピカチュウとマチスのピカチュウが交換可能。電話番号を交換していれば毎日24時間いつでも交換してくれる。 このピカチュウは英語版。交換すると図鑑にピカチュウの英語説明文が追加される。 ジムリーダーと写真撮影 特定の時間にジムリーダーと写真撮影ができる。 電話番号を登録していないと撮影できない人と、登録していなくても撮影できる人がいる。 いる場所は、基本的には電話番号を登録した時と同じ場所だが、場所が違う人もいる。 再戦の約束をしている場合はそちらが優先され、写真撮影の場所には現れない 名前 出現日時 ジムリーダーがいる場所 電話番号登録(〇 必要/× 不要) 曜日 時間帯 ハヤト 水 いつでも タマムシデパート4階 〇 ツクシ 金 いつでも 自然公園 × アカネ 毎日 18 00~20 59 コガネ百貨店6階 〇 マツバ 金 いつでも スズの塔付近(スズねのこみち) 〇 シジマ 日 いつでも 47番道路 (要たきのぼり)※もえぎいろのたま入手前 × ミカン 毎日 12 00~12 59 アサギシティ 食堂 〇 ヤナギ 毎日 いつでも チョウジジム※電話番号登録前の6 00〜9 59は不在 × イブキ 毎日 16 00~18 59 りゅうのあな 〇 タケシ 毎日 17 00~19 59 ディグダのあな ニビシティ側※月・木・土は交換後 〇 カスミ 毎日 14 00~15 59 25番道路 高台※みずタイプのポケモンを連れ歩いてる状態で 〇 マチス 金・土 いつでも モーモー牧場※ピカチュウ交換後 〇 エリカ 月 いつでも タマムシシティ噴水前 〇 アンズ 毎日 18 00~19 59 チャンピオンロード詰所 〇 ナツメ 月 いつでも アサギシティ アクア号付近 〇 カツラ 木 いつでも グレンタウン 〇 グリーン 金 いつでも グレンタウン※レッドを倒していること × ツクシ月・水も同じ場所に現れるが写真撮影はなし。 タケシ交換をしていない場合、月・木・土はまず交換の話になる。その後撮影可能。 カスミみずタイプのポケモンを連れ歩いている状態で話す マチス事前にピカチュウの交換を済ませておく必要がある シジマ「もえぎいろのたま」を手に入れて以降、写真撮影できなくなる不具合があります。 開発側のミスで、シジマが現れたままで良かったはずのところに、シジマが撮影場所に現れなくなるようにしているのが原因です(表中の※で示した部分)。 写真撮影はゲームの進行に直接関係のないイベントのため、不具合の影響は小さいと考えられます。 うずもれのとうに現れるポケモン うずもれのとうのイベント シジマと写真撮影 カイオーガ (HG)・グラードン (SS) ポケモンじいさんからあいいろ(べにいろ)のたまを 手に入れる前 できる 手に入れた後 できない がけっぷちゲートを通る場合は、シジマとの会話イベントがある。 カイオーガ(グラードン) を捕まえる前 できない から逃げた後 できない を倒した後 できない を捕まえた後 できる レックウザ(HG・SS) オーキドはかせに、カイオーガとグラードンの両方を見せる。 オーキドはかせからもえぎいろのたまを 手に入れる前 できる 手に入れた後 ※ できない がけっぷちゲートでの会話イベントはなし。 レックウザ を捕まえる前 できない から逃げた後 できない を倒した後 できない を捕まえた後 できない レックウザを捕まえて、オーキドはかせに 話しかけた後 できない レックウザを捕まえて、再度でんどういり した後 できない うずもれのとうのイベント前までは、問題なく撮影できるため、表では省略しています。 ジムリーダーに会えない時は もう一度、表に書いてある曜日・時間・条件を確認してみてください。 DSの日付・時計が正しい事を確認してください(ポケギアで確認すればOK)。 DSの時間を変更したあとしばらく(24時間が目安)は時間限定限定イベントが起こらないことがあるようです。 近くの建物に出入りして一度画面を切り替えてみてください。 ジョウトのリーダーの電話番号登録は殿堂入り後です。 カントーのリーダーの電話番号が登録できない時は、カントーのバッジを8個全部集めてみてください。 写真撮影できないときは、再戦の約束をしていないか確認してみてください。先に電話番号の登録が必要なリーダーも多いです。 逆に表に無い時間帯に電話番号登録・写真撮影ができた場合、ぜひ情報提供をお願いします。 ただし、もし可能であれば以下の事を確認していただけるとより情報が価値のある物になります。その前後の時間帯はどうか?19時にOKだったら、20時台はどうか、21時はどうか。何時になったらいなくなるか。翌日はいるか、いないか。(その都度建物に出入りして画面を切り替えてください) ↑電話番号登録の場合はセーブせずにリセットして、登録前の状態に戻さないくてはいけないのでちょっと大変だと思いますが…それでも良ければぜひ検証をお願いします。
https://w.atwiki.jp/jp-summons/pages/1644.html
きんきゅうようたんぱむせんでんわ コミカライズ版第20話(コミックス第4巻収録)で、海上保安庁の巡視船「いなさ」でフェンを訪れていた日本国外務省の外交官(名前は言及されていないが、小説版と同じなら島田)がその存在を明かした。 日本の通信事情 携帯電話やWi-fiが普及した現代の日本だと、さもあたりの空間を電波が大量のデータを載せて飛び交っているように感じられる。ところが、大量のデータ伝送に適した、超短波(VHF、通常30~300MHz)、極超短波(UHF、通常300MHz~3GHz)といった高い周波数の電波は、指向性は良いものの、いや良いので地平を水準にするとあまり遠くまで飛ばない(*1)。 しかも、低い標高から発信される電波の飛程は気象条件にも大きく影響される。なので、国際電話網やインターネット網の国際間接続は、基本有線ケーブルである。戦前、既にアメリカ西海岸からハワイまで海底電話ケーブルが敷設されており、戦後、ハワイから日本までのケーブルが敷設された(*2)。一応、わざと高めに向けて送出し、大気圏外の衛星軌道上にある無人中継機に遠隔地に向けて再送信してもらう衛星通信もある。しかし、Wi-fiや携帯電話網などは、その末端部のサービス拠点と各端末間の比較的短い距離を結んでいるだけである。 + 特に首都圏の人間には分かり辛いんだけど…… テレビ放送も、大抵の場合は、VHF、UHFを使っている。 + テレビ周波数帯もうちょっと詳しく。 日本のテレビ放送は地上波デジタル化の際にすべてUHF帯に移動し、VHFチャンネルは旧VHF-Low(*3)が「ワイドFM」(*4)(*5)、民放局が使っていた旧VHF-highもいくつかの用途の為に転用されている。この為、アナログ時代に設定されていた物理1~12チャンネルは現在欠番となっている。地デジ局のチャンネル番号は「放送を識別するための受信機側のID」で、実際の周波数はアナログ時代の13~52チャンネルで送出している(*6)。 ……で、首都圏在住者だと、テレビ放送も基本的には東京から始まり、当時の読売新聞社社主で日本テレビ放送の創設者である正力松太郎が提唱したマイクロウェーブ全国ネットワーク構想が対立する郵政省(*7)の妨害によって阻止された(なので日本テレビの正式社名は「日本テレビ放送網株式会社」になっている)後、徐々に東京中心部から外縁部、大阪、名古屋といった大都市圏のローカルチャンネルとNHKネットワークの展開、在京局をキーステーションとした資本関係による地方局の系列局化……という順で広がっていった。 しかし東京では過密になるに連れ、新たなテレビ送信施設の設置場所の不足、高層ビルの林立による見通し距離の減少などが問題になっていった。ちょうどその頃、朝鮮戦争が休戦となり、大量に投じられた連合軍戦車をわざわざ海渡って持ち帰るコストが戦車の現状の価値より上回ってしまい、日本復興の名目で日本で解体して鉄などそれぞれ再利用することになった。この大量の鉄を使って巨大なテレビ・ラジオ放送集約送信塔「東京タワー」が建設された。この東京タワーの高さと、広く平野が広がった関東平野の地形から、直進しやすいVHF波が届く見通し距離が良く、離島・山間部の一部を除く南関東全域と北関東南部までがカバー範囲となったため、首都圏から移住したことのない人間にとっては現在の在京キーステーションの送出チャンネル、つまり1ch:NHK総合 3ch:NHK教育 4ch:日本テレビ 6ch:東京放送テレビジョン(TBS(*8) ) 8ch:フジテレビ 10ch:テレビ朝日 12ch:テレビ東京(*9)、が「常識」になってしまったわけである。さらに、山がちになり始め距離も東京タワーから離れる北関東北部に向かっても、早期に集約中継局が水戸・日立(*10)・宇都宮・前橋に中継局が設置された為、関東広域扱いの局は群馬県の山間部・栃木県の奥日光方面以外は(物理チャンネルは違うものの)東京タワー送出7局が全て受信できた。これは知っている方も多いと思うが、サンシャイン60(高さ240m)を契機として軟弱地盤で地震も多い東京にも150m超の超高層ビルが林立し始め、それらに囲まれた東京タワーは高さが不足したため、新たに東京の割と端の方(*11)に新たなテレビ・ラジオ集約送信塔「東京スカイツリー」が建設された(*12)。 で、前置きが長くなっちゃったんだけどじゃあ他の地方はと言うと、実は第2の人口密集地帯である近畿都市圏(拡大大阪圏)ですら広域集約局である生駒山送信所のカバーエリアは東京タワー・スカイツリーに比べて、その高さの差を考えても広くない。そもそも、近畿圏はだだっ広い関東平野と違って天然の地形からして電波を阻害するし、大阪市都心部に対して人口密集地が関東ほどきれいな放射状に点在しておらず、兵庫県に至っては明治期よりの地方区分だと瀬戸内海に面した山陽地区と日本海沿岸の山陰地区が集約送信所がつくりにくいのである(*13)。なので在阪局は近畿圏各地に送信所を持っており、受信地域によって物理チャンネルが異なる。さらに一部の送信所は隣接する送信所やローカル局と干渉しないよう、首都圏の住民の感覚だと水平方向になっているのが「常識中の常識」である八木アンテナ(*14)(*15)を縦にして受信する垂直偏波(*16)の送信所が存在する。 と、まぁ事程左様に、一般人が認識しているよりも電波というのは遠くまで飛ばないということ。 なので、転移してきた日本は国際電話網もない、通信衛星もない状態になってしまい、その上ある程度通信インフラがある国もムー(と、グラ・バルカス帝国)以外は根本的な技術体系からして異なり、割と単純なプロトコル調停で日本側が後方互換できるムー以外はいわば電気周波通信と魔導周波通信との間で“電魔変換”を噛ます必要が出てくる。 パーパルディア戦の頃にはまだこれらの解決の準備すら始まっておらず、クワ・トイネ公国やクイラ王国に外交用の通信設備が設置されたであろうと思われる以外は、本格的な遠隔地通信インフラの構築はまったく手つかずであった。 そのため、出てくるのがこの「短波無線電話」、ということなわけだが…… そもそも「無線電話」ってなんぞ? 携帯電話のことじゃないの? 「電信」と「電話」 本来基礎的な技術用語だが、それ故に商業・研究用の電気通信・無線通信・放送の現場に携わるプロか、趣味分野としてはアマチュア無線従事者免許取得者以外には本来の意味が分かりづらくなってしまった用語。 電気通信は最初、単に2点間で「回路に電流を流す」「回路の電流を断つ」の2つだけを使い、予め決めた符号(モールス符号)に従ってこれを繰り返すことで情報のやり取りをしていた。これを「電信」("Telegraph")と呼ぶ。 ただ、モールス符号は記憶しておくべき量が多く、誰しもに扱えるほど簡便ではなかった。そのため、サービス拠点へ発信者が送りたい内容を届けに行き、拠点間で専門の通信士が送受信を行い、受信したサービス拠点から配達員が受信者まで届けに行く、或いは受信者に受け取りに来てもらうものが「電報」である。英訳は"Telegram"であり、日本を中心として(*17)西側世界で普及している"Twitter"と双璧をなす、旧ソ連構成国・元ワルシャワ条約機構加盟国で普及しているSNSのサービス名の由来になっている(*18)。 しかし、やはり直接音声で会話できた方が都合が良いということで、回路を単純に「接」・「断」を繰り返すのではなく、その回路に音声を乗せる試みがなされた。そして、1875年、アレクサンダー・グラハム・ベルによって開発されたものが「電話」("Telephone")である。 + 電話にまつわるあれやこれや。 ベルとわずか数時間の差で提出に競り負け、その後泥沼の法廷闘争を繰り広げて負けたイライシャ・グレイがいる。この事を、かつて「才能がありながら讃えられることがなかった人物」をテーマにした森田信吾・作の漫画『栄光なき天才たち』に取り上げられた。……が、確かに電話に関してはあんまり気持ちの良くない決着の着き方でベルが勝ったためにグレイが“敗者”のように思われるが、グレイは電信技術、そして電話網の発展に伴うそれに付帯する技術に関していくつも特許を持っており、その中にはのちの「ファクシミリ」に繋がるものもある。当時アメリカにおける科学分野の貢献者に対する権威ある賞だった「エリオット・クレッソン・メダル」("Elliott Cresson Medal")を1897年と1905年の2度に渡って受賞しており(*19)、決して日陰者と言うべき人物ではない(*20)。 同様に競争相手として、やはり発明王としてあまりに有名なトーマス・アルバ・エジソンがいる。実際にはベルの電話機はその送受話器が共通の、金属板とコイルを組み合わせたひどく原始的なもので、実際の通話は数10mがやっとという代物だった。これに対し、エジソンはのちの電話機、そしてマイクロフォンとして現在なお同じ原理のものが使われ続けている圧電式送話器のものを試作していた。 ……が、ご冗談でしょう,エジソンさん。この最中にびびっと閃いてしまった。突然、電話の試作をやめて、突然別のモノをつくり始めた。そして彼が開発したのが、蓄音機、すなわち後のレコードである。 他にも、ベルの電話程度のものは1863年、ドイツのヨハン・フィリップ・ライスが既に開発していた。ライスはこの装置を「テレフォーネ」、つまり英語読みで「テレフォン」と命名した。だが、ライスの電話機がドイツの科学界で認められ始めた頃、彼は既に結核で死期の見えた身であり、自身の名誉よりも電話の概念を後世のために遺すことを選んだ。ライスはベルとグレイの発明出願を目に知ることなくこの世を去った。 この為、ライスの生まれ故郷、ゲルンハウゼンには「電話の発明者はライスだっつってんだろーが!!」(超意訳)という碑石が建立され、現在もライスの生家の復元物とされる建物にこのプレートが嵌められている。 明治期に突入し文明開化に浮かれていた日本は、1876年、このメリケンの新たな発明品を早速輸入してみるものの、上記の通り「声を送るってレベルじゃねーぞ!!」とプッツンいった日本人、エジソンのものとも異なる、永久磁石を振動子とする送話器を開発、「1号電話機」を開発した。驚くべきことは、この送話器は外部電源を使わずとも声を電気周波に変えることができる(音で振動する永久磁石の振動でコイルに振幅する電流が発生する)というとんでもないものだったが、日本人自身が「発生する電流が弱すぎてダメだ……」と実用化を断念した。日本の電話網の構築は1890年にイギリス経由で輸入された「ガワーベル電話機」で始まり、1896年にはより実用的な、局呼び出し用手回し発電機付きの「デルビル磁石式電話機」が普及したが、そこは西洋人から見ると斜め上に突き抜ける日本人、1927年には「2号電話機」、そして1933年にはこの後半世紀に渡って日本の家庭を席巻することになる「金正恩黒電話」の始祖、「3号電話機」が制式化された。 「無線」と「電話」 無線通信、特に現在の電波を使う物はやはり、当初は電信用のキー(電鍵)を使い、キーの接点が「接」になっているときに一定の周波数の電波を送信し、「断」になると止まる、という、有線電気回路を電波に置き換えたものが使われた。これを「無線電信」と言い、日本語で電気電波無線通信全般の略語として時折使われる「無電」はこの略称である。 さて、ではこれを電鍵から送受話器に置き換えれば音声が送れる、なんて簡単な話になるわけがない。そもそも音声自体が周波数を持っているのだから、マイクに電波として発信する高周波交流を流しても音は拾えないし、っつうか基本的に直流電源がベースとして接続されるマイクとスピーカーが壊れる。 そこで必要になるのが「変調」である。まず電波として送信するベースバンドの高周波交流を発信し、そこになんらかの方法で音声の周波をもたせる。 有名なところだと、 「振幅変調」("Amplitude Modulation"、「AM」)有線電話に近い単純なもの。要するに、ベースバンドの強さを音声周波を強弱する。利点として、専有する周波数の幅が狭くて済む。欠点としては、変調によって受信機側が受信波をロストしないようある程度の大出力で送信する必要があること、送れる音声の幅(ダイナミックレンジ)が狭く、また搬送波だけで一定の周波として取り出されるため、常に「サーッ」とノイズが入ること。この為、「FMに敗けるな!」とばかりにAMステレオ放送なるものが日本やアメリカのAMラジオ放送で導入されたが、そもそもAMは簡便なのが最大の利点で、ステレオで聞くような音質を期待したようなものではないため、現在は廃止されてしまった。 「周波数変調」("Frequency Modulation"、「FM」)音声の信号の周波の変化に合わせて、ベースバンドの周波数を変化させる。振幅変調よりも回路が複雑になるが、受信側で搬送波がノイズとして乗ることがなく、受信感度が良好であれば高い音質が得られる。また、電波の強弱を行うわけではないため、AMよりも小さな出力で送信することができる。また、同じベースバンドで複数のトラックを畳重送信することができる。FMステレオ放送や、アナログテレビの音声多重放送はこれによって実現していた。欠点として、ベースバンドを軸に周波数を上げたり下げたりで音声周波を送るため、送る信号に合わせてベースバンドを軸にして上下に一定の広さの周波数の帯の確保が必要で、それを占有すること。 ちなみにアナログテレビは、商用テレビ放送の水準だと、その複雑な信号を振幅変調の制約のある信号幅では送ることが難しい為、基本的に映像・音声ともFMで送出される。ただし、AMでどうしても送信できないかと言われればそう言うわけでもなく、電波型式としては規定されている。 電波型式は2004年に新表示に変更され、細分化されており型式記号でAMベースかFMベースか分かりづらくなっているので、ここでは2004年1月13日以前の電波型式を用いて解説する。 旧電波型式ではAMベースがA、FMベースがFが先頭になり、それに続く番号が、1は無変調モールス、2が可聴音トーン発振によるモールス、3が電話、4がファクシミリ、5がアナログテレビ映像、9がデータ用、と、大雑把に説明するとこうなる。 AMラジオ放送で使われる電波型式は、A3、ということになる。 F1はFMベースバンドを使ったモールス信号ということになるが、電鍵の「接」と「断」で周波数が変わる、ということにしても、結果FMとしてはなんらかの音声信号を送っているのと同義なので、モールス信号用としてはF2と同義になってしまって成立しない。ただ、デジタルパケットデータの送受信に使われることがある。 先程挙げたAMで送信されるアナログテレビ信号の映像チャンネルはA5となる。 そして、A1が無線電信であるので、音声信号の送受信に使われる電波型式A3、F3の無線通信機が「無線電話」ということになる。 かつて「電話級」と呼ばれた4アマ 日本のアマチュア無線従事者免許は戦前の1927年に「無線電信法」の改正によって「私設無線電信無線電話施設」のカテゴリのひとつとして認められた。戦前の無線電信法では施設と操作技術者がセットになっていたが、局を移転する際に技術者能力試験を再度受ける必要はなかった。 しかし、大東亜戦争開戦に伴い1941年12月に運用禁止とされた。ただし、この時点では「運用の禁止」であって、「資格の停止・剥奪」ではなかった(*21)。しかし、敗戦に伴いGHQの指導により、日本の電波運用全てがGHQの管理下にあるもの以外は全て禁止され、その施設の従事免許は無効とされた(*22)。 戦後、憲法の改正に伴い新憲法に合わせて法律を改正する必要があったが、旧無線通信法についてはいじくり回すのはめんどくさいので日本国憲法施行に伴い旧法を廃止し(*23)、新たに電波法、放送法、電波監理委員会設置法が制定される事になった。 1950年に制定された電波法では現在の第1級、第2級が設定されたが、この2種は試験が商用放送・通信の無線技師免許並に難しく、趣味の範疇を大きく逸脱していた(*24)(*25)。試験の難易度を下げて裾野を広げるために設定されたものが、電信級、電話級として1958年に設定された。 この下位2級は、文字通り「無線電話のみ取り扱える」から「電話級」、「無線電話に加えて無線電信を取り扱える」から「電信級」を意味した。 その後、取り扱える出力や周波数帯、それに試験内容などの細やかな変更を加つつ、1990年の改正で電話級は第4級、電信級は第3級へと事実上の呼称変更が行われた。 日本のアマチュア無線制度で特筆されるのは、モールス信号の技術を必要としない「ノーコード・ライセンス」が存在する点である。しかも戦前初っ端1927年にいきなりアマ無局操作技術者はモールス信号の技能試験を免除された。これは、詳細は後述するが、日本に限らず第二次世界大戦前のアマチュア無線は通信局と言うより技術研究・実験局という位置づけだったためである。 戦後、電話級を制定した時にはかなり異質だった。そもそも日本の無線技術者は緊急時に非常周波数4,630kHzの聴取を行い、必要であれば送出を行う義務が発生するのだが、この周波数は周波数帯域が確保できないA1専用の周波数であるため、電信級→第4級は運用することができない(無線局免許申請(*26)の際、4,630kHz用の送信機の登録を行うことができない)。 世界的にもアマチュア無線のモールス帯の聴取は「最後の通信手段」のひとつとして規定されている。 なので電話級設定以降、長く電話級→第4級は、海外では無線通信技術者と看做されなかったり、日本国内よりさらに厳しい制限を受けたりした。 ただし第4級アマチュア無線従事者(以下「4アマ」)でも、第3級(以下「3アマ」)以上が4,630kHzの聴取を必要とされる事態の際には、運用可能な無線機で、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会が取り決めているバンドプランのメインバンド(*27)の聴取を可能な限り励行すべきである。 アマチュア無線は4アマでも最大認可出力が10Wある。「え、たった10W?」と思うかも知れないが、携帯電話はLTEでだいたい0.2Wだと言えば、アマチュア無線がとんでもない大出力を扱える事が解るだろう。 デジタル変調とは デジタル変調と一般に認識されているものは2種あり、デジタル信号をただ単に今までのAM・FM変調をかけて送出する方法。この方法は送信されているデータ自体はA3・F3受信機で受信することができるが、普通はデータに暗号化が施されており、これをさらにコンピューターにかけてデコードする必要があるが、まず暗号化アルゴリズムと暗号キーがなければ解読不可能。 もう一つはデジタル信号の「0」「1」をベースバンドで表現する方法。アナログ変調同様、振幅偏移によるものと、周波数偏移によるもの、それに加えて、ベースバンドの位相を変更する「位相変調」なるものがある。 + 位相変調を超大雑把に説明すると…… つまり、 「+→-→+→-→+→-→……」 と繰り返すベースバンドを、 「+→-→+→+→-→+→……」 と、ある一点でひっくり返すことで、デジタル信号の「ビットの反転」を示す。 ただしこれは概念を説明するための本当に大雑把な説明なので、より正確な技術情報を知りたい人は自分で調べてください。 デジタルデータのアナログ変調送信は、シンプルな音声データ以上の密度の情報を高速伝送することが難しい。ただし、FMでも広い帯域は必要ないので、スリムな複数のチャンネルを同時に使用することで伝送速度を上げることができる。 より完全なデジタル変調は、アナログ無線電話よりも狭い専有帯域で多数のチャンネルを成立させることができる。 + 地上波テレビ放送で多少わかり易く解説。 例えば、地上波テレビ放送の物理チャンネルは1チャンネルあたり6MHzの帯域幅が割り当てられているが、アナログ時代は720✕480ライン・30Hz(インターレース(*28))の映像チャンネルに4MHz幅、音声チャンネルに2MHz幅を専有していた。さらに、音声多重放送(ステレオ放送、二ヶ国語放送など)、文字多重放送は、これとは別局扱いで送出していた(*29)。 それに対して、デジタルでは5.57MHzの帯域幅を13分割し、この分割された13チャンネルを一定のルール(プロトコル)に従って、音声・映像データを送り出し、受像機側でデコードしている。この為、単一のチャンネルとしてハイビジョン放送を行う他、画質・音質を下げて1放送あたりのデータ量を減らすことで、複数の放送を同時送出することもできる。 また、アナログ時代は隣り合ったチャンネル同士は干渉してしまうため、同一エリア内では隣接1チャンネルは開けておかなければならなかった。3チャンネルと4チャンネルの間は隣接していないため、首都圏だと1・3・4・6・8・10・12が使われていたわけである。 しかし、デジタルの場合はまず、どのチャンネルのデータなのか識別可能になっていて、さらに0.43MHz(430kHz)をギャップとしているため、同一エリア内でも隣接するチャンネルも使用可能になった。 短波って何? 何か特殊な電波なの? 短波は、波長10m~100mとなる電波帯、周波数で3MHz~30MHzを指す。ただし、工学的な波長区分と、実際にその周波数の電波がどう振る舞うかには若干の差がある。この為、「工学上の短波」とは他に、日本では「法律上の短波帯」が存在し、「4,000kHzから26,175kHz」とされている(*30)。 地球の、地表から高度60~800kmの間に、宇宙放射線や太陽放射によって、大気を構成する物質の原子から電子が弾き飛ばされ、イオン化した状態で存在する電離層が発生する。この電離層は、逆に地上側からの電磁波に対しても何らかの影響を及ぼすことがあり、特に電波に対するそれが広く知られている。 短波の特性は、この電離層によってもたらされる。 + アマチュア無線と短波の性質、そして電離層の発見。 20世紀に入り、商用通信やラジオ放送の普及・発展で中波のチャンネル帯が確保できにくくなり混雑し始めた頃、アマチュア無線が送信周波数以外の広帯域にノイズをばらまいてしまう火花送信機を使っていたこともあり、商用電波帯で野放図に振る舞いをされて邪魔だと言うことで、 「おらクソガキども、ここでなら勝手に遊んでもいいぞ!!」 と、当時無線通信を有効に監視し違法無線局を取り締まれる監視設備もない時代、アングリーなアマチュア無線家を叩き出した先が短波帯だった。中波には地表を這うように進む特性があり(なので起伏の多い場所では届きにくくなる)、短波にはそれが見られないため、当時は使いにくい周波数だと思われていたのだ。 ところが、短波帯でアマチュア無線家が通信を始めると、奇妙な現象が起こった。これまでアマチュア無線の出力では到達不可能だった、大西洋を挟んでアメリカとヨーロッパの間でお互いの送信が聞こえてくるようになったのである。 「世界初のアマチュア無線家」とも言われる、イタリアの実業家で発明家とも言われるグリエルモ・ジョバンニ・マリア・マルコーニは、それまで考えられていた短波の性質、つまり、「地表伝播しないので、地球は球形だから、送信された短波は宇宙空間にまで突き抜ける」という振る舞いをしておらず、大気圏内を広範囲に伝播している事と確認し、より長距離の通信の実験に臨んでいった。 そのマルコーニの実験に目をつけた、イギリスの物理学者エドワード・ヴィクター・アップルトンは、大気の中に短波を放出せず、地表へ向かって反射する層があると仮定した。そして1924年、アップルトンは自身の仮説に基づいた実験を行い、電離層の存在を発見した。更に1926年、1924年の実験とはまた別の性質を持つ層がより上空に存在していることを確認した。アップルトンは1924年の実験で発見した層を「ケネリー・ヘビサイド層」、1926年に発見した層を「アップルトン層」と名付けた。後に内側に、昼間の時間帯の場所にだけ出現するまた別の層が発見された。アップルトンが発見したケネリー・ヘビサイド層は「E層」、アップルトン層は「F層」と呼ばれることになり、E層の内側にある、昼間、太陽からの強い紫外線を受けることで出現する層は「D層」と呼ばれるようになった。さらに後になって、F層はやはり太陽からの紫外線を受けているときはその層の密度が明確に異なる2つの層に分離することが解り、その際は内側を「F1層」、外側を「F2層」と呼び分けられるようになった。また、天候条件によってE層に一時的に密度が上がり、普段は反射されず宇宙に飛び出すVHF・UHFまでも反射する部分が出現する事があり、「スポラディックE層」(*31)と呼ばれている。 電離層の最も内側にある「D層」と、その次の「E層」は透過し、「F層」で大部分が反射される(100%ではない。いくらかは電離層を通過する際に減衰し、いくらかは宇宙空間に飛び出す)。 F層によって反射された電波は、今度は地表・海面で反射される。そして上空へ向かっていき、またそこでF層に反射される。 これの繰り返しが発生し、適切なアンテナと反射角を狙えば100W以下のアマチュア無線の出力でも余裕で地球を半周する。この為、中継用の特別な設備なしに、長距離通信が可能となる。 短波は周波数の数字が比較的少ないため、アナログ変調だけの時代には周波数の占有幅が広い無線電話にはあまり適していなかった。 アマチュア無線の国際間通信で人気のあった、10MHz帯(*32)、14MHz帯、18MHz帯は、4アマには認められていない。運用人口が多いため、ノーコード・ライセンスの4アマが無線電話で帯域を圧迫してしまうと世界的に迷惑をかけまくってしまうからである。 一方、ラジオ放送局も存在する。いくつかの周波数に固定されていて帯域は確保されているとは言え、当然AM放送が基本となる。主に海外邦人向けの放送、或いは国内でも長距離へ届かせる必要のある時に使われる。日本では、前者は「NHK World Radio Japan」、後者には「ラジオNIKKEI」(*33)がある(*34)。また、一般向けラジオ放送の他、敵対国の国民に自国のプロパガンダを聞かせるための謀略放送にも良く使われる。厳密には少し違うが、北朝鮮国内の拉致被害者に向けて、特定失踪者問題調査会が放送している「しおかぜ」がある。 更に、海外に潜んでいる自国のエージェントや、アメリカや中国、ロシアのように広い本土で政府の特定の職員や軍人に送るための暗号放送に使われることがある。無指向性のアンテナで送信することで、どこの誰に向けて放送しているのか分かりづらくする効果もある。 北朝鮮のものが有名で、乱数暗号の数字を読み上げることから「乱数放送」とも呼ばれる。もちろん東側諸国だけではなく、西側諸国もバッチリやっていて、アメリカやイギリスなどは、大胆にも同盟国や国家元首を同一としている連邦国(*35)から送信していたりする。 で、なんでこの話をしたのかと言うと、それは後述。 緊急用短波無線電話とは コミカライズ版『日本国召喚』作中で ようやく本題。島田が持たされているこの「緊急用短波無線電話」とは、つまり、フェン沖海戦の時点で、まだ転移後の世界に日本から国外にむける長距離高速通信手段がないため、外交官が緊急時に自国と連絡を取る手段として持たされているものと思われる。 海上保安庁の職員は「いなさ」の船長ですらその存在を知らないようであるため、特定のセクションの人間しか知らないようである。 短波無線通信の醍醐味は、固定局でじっくり海外と交信を楽しむことだということと、波長が長いために、効率よく送出するには大型のアンテナが必要になることから、アマチュア無線用短波無線機の多くは重量級の据置型、あっても自動車移動が前提のポータブル機で、4アマ全盛期の144MHz帯/430MHz帯用FM機(*36)(*37)のようなハンディ機は、特に18MHz帯以下にはほとんど存在しなかった(*38)。 据置機、ポータブル機だと外部に電源の確保と、アンテナの設置が必要になるため、いざという時使う、のであれば、乗り込む時に電源確保とアンテナ展開場所の確保を巡視船のスタッフに伝えておかなければならない。 実際の製品こそ少数生産で終わったが、別にハンディ型短波無線機の製造自体は日本には大して難しいことではない。 また、これはコミカライズ版だけのものではないのだが、アルタラス島の戦い後の朝田とレミールの会談決裂の後、秘密裏にカイオス邸に日本との通信機が設置されたが、エストシラントから最短でも那覇として、VHF・UHFではかなりの大出力送信機が必要となり、いくらカイオス邸がその豪邸と言えど、ちょっと隠しておける規模ではない。なのでやはり短波だろうか……でも、そうだとすると今度は、どうやってアンテナをカムフラージュしたんだろ……(*39) + あれ!? コミカライズ版では、どうもカイオス邸に運び込まれた無線機は全二重通信、つまり電話、日本に一般的な加入電話回線や携帯電話網と同じように、常にどちらもが送受信を任意に行えるようになっている、もののようである。 ……とすると、PTT(*40)スイッチ方式の小説版でカイオスがやらかしたあのお茶目はコミカライズ版では発生しないと言うことなのだろうか? ただ、それにしてもパ皇戦の前だと準備が早すぎるような気がする…… 『Japanese Slot Maschine』 もしかして元ネタ!? 先に上げた乱数放送、実は今、日本も絶賛運用中。それがこの『Japanese Slot Maschine』だ。 日本人にはほとんど知られていない。そもそも発見したのも海外の暗号放送「リスナー」達である。 変調はデジタル振幅偏移変調(USB)。 周波数は次の通り。 4152.5kHz, 4231kHz, 4290kHz, 6250kHz, 6417kHz, 6445kHz, 8313kHz, 8588kHz 発信場所は、現在確認されているものは千葉県市原市の海上自衛隊市原送信所と、鹿児島県鹿屋市の同串良送信所。ただ、確実なソースが残っていないが、青森県や沖縄県から送信されていたという噂もある。9つの周波数が割り当てられていることから、最大9箇所から送信する事を想定していることか。 一定時間のアイドル(ベースバンドだけが送出されている状態)をはさみ、テキスト換算で140字と700字に相当するデータの送出を繰り返している。 これ以外解っていない。振幅偏移変調であるためアイドルとデータ送出のタイミング、データ量は解るものの、デジタルキーを突破された事がないため、実際に何を送出しているのかは不明。 ある意味、あからさまにやっている中朝や米英のものより、ずっとミステリアスな存在である。 『Japanese Slot Maschine』という名前も、海外のリスナー達がつけたものである。 アイドル時のベースバンドを可聴音声で出力した場合に、日本のスロットマシン場、つまりパチンコ屋の音に似ていることから着けられたと言う。 + なんのためにやってるんだろう…… 正直目的が解らないのだ。その最大の原因は送信周波数。短波の最下限あたりの周波数を使っている。これを考えると、海外の自衛官に送っているのだろうか? しかし、旧軍と異なり、自衛隊は基本的に外征軍としての能力はないに等しい。 『日本国召喚』でも、ロウリア、パーパルディアはそれほど離れていないことと、圧倒的な質的戦力差でどうにでもなる相手だったから問題が出なかったし、グラ・バルカスとの戦いはムーやミリシアル、それにカイオス政権下のパーパルディアなどその他の有力国と協力しての戦いだったから日本だけが兵站の負担をしなくてよかったのでやはり顕在化しなかった。 せいぜいが海自艦が無補給で往復できる距離でいいわけで、それだったらもっと帯域の確保できる15MHzより上の周波数でいい。 或いは内閣調査室や公安警察、在外公館との通信を、情報漏洩防止のために自衛隊の通信基地から、公式の外交通信とは別に行っているのだろうか。 暗号化されたデジタルデータの送出なので、一種の乱数放送とされていいと思うが、双方向なのだとしたら、島田(と思われる人物)が持っている「緊急用短波無線電話」とやらは、その受信・応答用の端末なのかもしれない。 蛇足 『UVB-76』 ロシアが運用している謎の放送局。ただ、放送時間帯にはひたすらブザーの音が聞こえる。ブザーは送信回路にトーン発振器が接続されているわけではなく、おそらく人が手でブザーを鳴らしているのを、マイクで拾っているようである(*41)。 その存在意義は長年理解不能とされ、色々な考察がなされてきた。なまじ短波で無指向性に送信しているものだから、複数の受信局の入感方位を八木アンテナで割り出し、それぞれの方向の延長線がクロスする点が送信所の大体の位置だと解ってしまう。 更には、度々愉快犯のターゲットになり、電波ジャック(*42)されてきた。 しかし、2022年明けてすぐから、これまでごくたまーにしかなかった音声放送が、1週間に1度程度、明らかになにかの意味を持った文章の読み上げが入った。リスナー達に緊張が走る。「これはなにかの、大規模な軍事行動の前触れなのか……?」その読みが当たったか外れたか、もう言うまでもないだろう。「リスナー」たちは、報復とばかりにそれまでよりも高い頻度で電波ジャックを繰り返した。 詳細な情報はWikipediaの記事を参照されたいが、ひとつ気になるのがメインチャンネルの周波数4,625kHz。先にアマチュア無線について書いた説にある通り、これ、日本の非常通信周波数4,630kHzに非常に近く、被ってくる可能性が高い。 関連項目 日本国|日本国召喚(コミック)|島田 ※既存の[[コメント]]に返信する場合、返信したい[[コメント]]の左側にチェックを入れて下さい。 過去のコメント 名前 ここを編集 〔最終更新日:2023年10月31日〕